切断用途に活用した場合、レーザー技術は高精度、高生産性とともに優れた切断品質を様々な材料で達成できます。産業用レーザー切断装置の主要な2つのタイプ– CO2 およびファイバー– CO2 レーザーは一般に設備投資コストが低くて済みますが、ファイバーレーザーよりメンテナンスに費用がかかります。
産業用レーザー切断装置の中には厚いスチール (25 mm 以上) を切断できるものもありますが、購入する装置のタイプを選択する際には以下のようないくつかの要素を考慮する必要があります。
- 1 日の切断部品数
- 材料の種類
- 金属素材の板厚
- 必要な切断品質
- 二次作業の必要性
レーザーシステムコンポーネント
- レーザーレゾネーター
- ビーム伝送
- 切断ヘッド
レーザーの種類
- CO2 レーザー
- ファイバーレーザー
- ダイレクトダイオード
- YAG (yttrium-aluminum-garnet)
レーザー切断ソフトウェア
レーザー切断ソフトウェアは切断機のプログラミングに使われます。OEM ソフトウェアは機械に付属していることもありますが、多くの場合、加工業者や製造業者は、通常追加の機能を持ち複数の異なる機械ブランドや機種でプログラミングが可能な CAD/CAM ネスティングソフトウェアと呼ばれるアフターマーケットソフトウェアにアップグレードします。
レーザー向けの CAM ソフトウェアの種類の中には、レーザー切断操作のほとんどすべての様相を制御あるいは自動設定できるものもあります。たとえば、Hypertherm のProNest® は、ワット数、焦点距離、ガスタイプ、圧力、切断速度、切断高さ、ピアスの種類、ピアス高さ、その他のパラメータをサポートします。こうした機能は、機械オペレーターの仕事を簡素化し生産性を高めます。
その他のレーザー切断ソフトウェアに通常見られる特徴は次のようです。
- 衝突回避
- グレイン制約
- 共通線切断
- スラッグ破壊
- コーナー丸目加工
- フライカット
- マイクロジョイント
- セーフティ カット
- スケルトン カットアップ
ファイバーレーザー切断用途
ハイビームの高品質により、ファイバーレーザーは精密な用途に最善の選択です。また狭いカーフ幅や非常に高品質の切断が求められる場合にも最適です。一般的な材料には以下のものがあります。
- 軟鋼
- ステンレス
- アルミ
- 銅
- 真鍮
- チタン