システムコンポーネント

ロボット切断は普及度を高めていますが、最も一般的に使用されている自動切断方法は X-Y 切断機です。一般に産業環境で、これらの切断機は CNC と組み合わせて、鋼板、ウレタンフォーム、石材などを切断するために使用されています。

自動切断システムには複数のコンポーネントが含まれます。以下は基本的な切断システムの主要コンポーネントの概説です。

電源装置、切断工具、消耗部品  - その名が示すように電源装置は、プラズマ、レーザー、ウォータージェット切断を問わず、切断システムに電力を提供します。トーチや切断ヘッドなどの切断工具を動かすためのエネルギーとワット数を提供します。トーチや切断ヘッドは装置の腕や手と言えます。これらが実際の切断を行います。消耗部品は切断工具内のパーツで、プラズマトーチ内の銅製ノズルやウォータージェットの切断ヘッド内のダイアモンドオリフィスのように、使用によって摩耗します。

CNC – CNC はオペレーターと装置の主要通信インターフェイスです。コンポーネントや、場合によってはオペレーターにも指示を下します。

CNC:

  • 部品プログラムをコマンド信号に変換し、距離、速度、装置の切断工程に関する正確な制御を行います。
  • 切断工程、動作や高さコントールの動き、安全コンポーネントなどの装置の機能を制御するために信号を送受信します。
  • オンラインの部品プログラミングを使用したり、オフラインの CAD/CAM ソフトウェアの部品プログラムを利用することも可能です。

ケーブルと配線 – 切断機はすべて、CNC を電源装置やその他のシステムコンポーネントに接続する配線やケーブルがあります。

駆動モーターとギアラック – 切断工具を上下に、あるいはテーブルに沿って動かすには、CNC からのコマンドを物理的な動きに変換するためのドライブアンプ、モーター、ギアラックが必要です。

テーブルのフレームとスラット – テーブルのフレームとスラットは切断工具の動きを物理的にサポートします。

高さコントロール (THC) – トーチ高さコントロール (より一般的にはトーチ高さコントロール) は切断工具がワークピースに近すぎたり、遠すぎたりしないように調節します。

THC:

  • 最後に引き込ませた位置を開始点として、初期高さ検出 (IHS) を行い、板の位置まで下げて、板の位置を確立し、ピアス高さに引き込ませる
  • 切断工程中、切断工具の高さを調節して、必要な切断品質を達成する
  • ピアシング中は溶融金属からトーチを離し、接触が検出されると切断工程を停止して、消耗部品の寿命を延長させる

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