ロボットをかつてない速さでプログラムする Robotmaster の最新アップデート
米国に本社を置く、工業用切断システムおよびソフトウェアの製造業者である Hypertherm は、同社の Robotmaster® オフラインロボットプログラミングソフトウェアに向けたアップデートを本日発表しました。この新バージョン 7.5 アップデートは、プログラミングプロセスの高速化と簡易化に重点を置き、さまざまなロボティックアプリケーションに向けた新機能を含みます。主な特長は下記の内容です。
- 材料除去シミュレーション機能が新しくなり、ユーザーは材料除去プロセスがどのようになるのかを視覚的に確認できるようになりました。これは、ロボティックアームとストック材料との衝突が現実的に起きるかどうかをユーザーが予測するのに役立ちます。
- 全体的なユーザーエクスペリエンス (UX) とユーザーインターフェイス (UI) を改善したことでプログラミングが簡単かつ高速になりました。ユーザーは、改善されたタブシステムメニューデザイン、クリーンなインターフェイス、その他数多くの改善を体験できることで、プログラム時間を総合的に 50% 短縮できます。
- 2 つの新しいモード(オペレーションフォーカスおよびオリエンテーションヘルパー)の使用により、プログラミングがストリームライン化されました。オペレーションフォーカスは、エラーのないプログラムを作成するために必要なツールとワークフローを単一のウィンドウに統合し、またオリエンテーションヘルパーは、軸設定と最適化自動パスプランニングを組み合わせて、計画中のオペレーションの実現可能性に関するライブフィードバックを提供します。これはロボティック経験のないタスク専門者に理想的です。
- 最適化された方法でオペレーションパラメーターを管理および保存できる CAM 機能の拡張により、よりスムーズなプログラミングエクスペリエンスを実現しました。
- 軌道範囲外のロボットの動作を管理および検証するマクロのサポートが正式化および強化されました。新機能の「マクロマネージャー」が、オペレーション間のパスにエラーや衝突がなく外部マクロが実行されることを保証します。
- 新しい簡易型プロセッサフレームワークにより、ユーザーはコーディングの経験がなくても最小限のトレーニングで更新ができます。
「ロボティックオフラインアプリケーションへの関心が高まりつつあり、新しい顧客の要求に伴ってプログラミングの課題が増えています。Robotmaster V7.5 は、再設計されたタブシステムや新しいインタラクティブツールのオリエンテーションスキャンなど、最新の機能と改善点を盛り込み、Robotmaster のよく知られる最先端ツールを改良して市場のニーズを満たし、極めて高性能な V7 アーキテクチャにエキサイティングな新しいマイルストーンを築きました」と語るのは Robotmaster ソフトウェアのヨーロッパ拠点販売代理店 IntercamSA のアプリケーションチームマネージャー Alfonso Lopez 氏です。
Hypertherm ブランドの Robotmaster は、切断、トリミング、フライス加工、溶接、スプレー、研磨、サンディング、研削、バリ取りなどのさまざまなアプリケーションに向けて簡単で効率的なロボットプログラミングを可能にし、製造業者がロボットの生産性を最大化するのに役立つオフラインロボットプログラミングソフトウェアです。Robotmaster は、統合された CAD/CAM 機能を使用して、初めてのユーザーでも簡単かつ直感的にロボティックプログラミングを行えるようにします。詳細は www.robotmaster.com をご覧ください。
Hypertherm は、船舶、航空機、鉄道車両の加工、鉄骨建造物の建築、重機の製造などに世界中の企業が使用する工業用切断製品の設計および製造を行っています。切断システム、CNC、ソフトウェアを含む当社の製品は、お客様から高い信頼をお寄せいただいており、何十万ものビジネスの生産性と収益性の向上に貢献してきました。1968年に設立され、ニューハンプシャー州に拠点を置く Hypertherm は、100% 社員持ち株制度で、世界各国の操業拠点や提携業務を含めて 1,800 人以上の社員が働いています。詳細は www.hypertherm.com をご覧ください。