Hypertherm、Robotmaster ロボットプログラミングソフトウェアの メジャーバージョンアップデートを公開
米国に本社を置く、工業用切断システムおよびソフトウェアの製造メーカーである Hypertherm は本日、Robotmaster バージョン 7.1 のリリースを発表しました。これは昨年リリースされたバージョン 7 ソフトウェアを全面的に再設計してアーキテクチャを進化させたメジャーアップデートです。この新しいロボットプログラミングソフトウェアには、総計で 40 を越える新機能、500 箇所の改善、および多数のバグ修正が含まれています。お客様からのフィードバックに基づく変更の多くは、ソフトウェアの CAD/CAM テクノロジーの継続的な改善とプログラムの自動化を目的として設計され、ユーザーはワンクリックでエラーのない最善のロボット経路を得ることができます。
追加された機能と改善点は以下のとおりです。
- CAD モデルに埋め込まれた溶接ジョイントを自動的に認識し、プログラムを簡素化および高速化する機能
- 作業を変換して複数の手動選択を削減する機能
- 作業ジオメトリ(パスの一部またはパス全体)を変更して、不一致が存在する場合にユーザーが CAD モデルを実際のパーツに一致させるようにできる機能
Robotmaster は、単純なプラズマ切断ジョブからバリ取りや積層造形用途に至るまで、シンプルなロボット作業と複雑なロボット作業の両方に対応できます。現在、Robotmaster ソフトウェアは、飛行機の胴体のドリル加工、自動車の金型の研磨、材料の切断、および積層造形のサポートを行うロボットで使用されています。また、世界中の家族経営の工場で数多くのプロセスに付加価値を加えるロボットにも使用されています。
「私たちの目標は、誰でも直感的に使用できるソフトウェアを作成することにより、ロボットのプログラミング方法を根本的に変えることです」と Hypertherm のロボティクスソフトウェアチームのリーダーである Garen Cakmak は説明しています。「これにより、ユーザーはロボットで実際にプログラムを実行する前に、衝突、特異点、ジョイントの衝突、およびその他のロボットの障害を考慮したエラーのないタスクベースのプログラミングを行うことが可能になります。その結果、ロボットを停止することなく新しいジョブをプログラムできるようになり、ダウンタイムを最小限に抑え、生産性と収益性を即座に向上させることができます。」
Hypertherm は、造船業、製造業、自動車修理業など、様々な業界で使用される工業用切断製品の設計と製造を行っています。製品ラインには、切断システムのほか、CNC 動作と高さコントロール、CAM ネスティングソフトウェア、ロボティクスソフトウェアと消耗部品があります。性能と信頼性に優れた Hypertherm のシステムは、お客様から信頼を寄せていただいており、何十万ものビジネスの生産性と収益性の向上に貢献してきました。ニューハンプシャー州に本社を置く当社の革新的な切断技術に対する評判は、Hypertherm がウォーターインジェクション式プラズマ切断装置を発明した 50 年前の1968 年から始まっています。常に「もっとも働きやすい会社」にランク付けされている Hypertherm は、100% 社員 持ち株制度となっており、世界各国で 1,400 人以上の社員が多くのビジネスパートナーとともに活躍しております。詳細は www.hypertherm.com をご覧ください。