Hypertherm Associates が特許侵害訴訟に勝訴

ニューハンプシャー州ハノーバー — 2024年3月19日 — Hypertherm Associates は、中国高等法院から最終判決を受け、Hypertherm Associates の 2 つの特許侵害に対して、中国のアフターマーケット消耗品メーカー Changzhou Termmei (TRM) から大幅な和解金を獲得しました。この勝訴は、中国の著名な消耗品メーカーである TRM との 5 年にわたる法廷闘争の末に得られたものです。裁判所の判決は、TRM に対し、2017 年から 2019 年にかけての Powermax Electrode および PowerPierce XD シールドの特許侵害によって生じた損害について Hypertherm に賠償することを義務付けています。

TRM が Hypertherm Associates の 2 つの重要な特許を侵害していることが判明したことを受けて、蘇州知財裁判所は当初 Hypertherm Associates に少額の損害賠償額を認めました。Hypertherm Associates はこれに対して控訴で異議を唱え、その結果、当初の損害賠償額より 950% 増額されました。この裁定により、Hypertherm Associates は、TRM が侵害行為を通じて得た数百万人民元 (中国通貨) の利益を取り戻すことができました。この判決は、Hypertherm Associates が中国でこれまでに獲得した損害賠償としては最大のものとなります。

TRM は 2011 年以来、特許を侵害している Hypertherm プラズマのアフターマーケット消耗品を販売してきました。TRM は、中国最大の Hypertherm プラズマ アフターマーケット消耗品メーカーであり、国内外の多くの商社への主要サプライヤーとしての役割を果たしています。これらは多くのアフターマーケット販売者にとって業界標準であり、市場に大きな影響力を持っています。アフターマーケットの販売業者は、特許を侵害している TRM 製製品をさまざまなブランド名で販売していました。Hypertherm Associates が中国で多数の特許を保有し、継続的に警告を発していたにもかかわらず、TRM は中国の裁判所から強制されるまで侵害行為の停止を拒否していました。

2022 年、最初の公聴会に先立ち、Hypertherm Associates は TRM が公表を目指していた重要な新たな証拠を発見しました。TRM は IPO 目論見書の一部として、アフターマーケットの消耗品販売による収益を含む事業の財務詳細を含めていました。Hypertherm Associates の弁護士は、公聴会の前にこの新たな証拠を裁判所に提出しました。 

そして 2023 年、TRM の研究開発予算は政府の要求を大幅に下回り、年間収益と成長率も要求基準を下回ったため、TRM の IPO 申請は却下されました。2 回の審理を通じて、裁判所は両当事者に和解を強要しましたが、TRM が侵害停止に同意せず、長年の侵害に対する損害賠償の支払いも拒否したため、法廷外での和解は不可能でした。

その結果、2023 年 12 月、裁判所は Hypertherm Associates に記録的な損害賠償額を与える最終判決を下しました。

この判決は、Hypertherm Associates が世界中の知的財産資産を守る決意であり、知的財産侵害を容認しないという他のアフターマーケットメーカーへの明確なメッセージなります。

「Hypertherm Associates は、技術的に高度な切断システムと消耗部品の開発とエンジニアリングに多大なリソースを投入しています」と知的財産担当ディレクターのブレット・ハンセンは述べています。「私たちは顧客とそのビジネスについて懸念していることから、これらの法的措置を講じることを決断しました。これらの非純正消耗品は、Hypertherm がプラズマ消耗部品の設計と製造に費やしてきた数十年の経験と学びがいかされたものではありません。私たちの取り組みとその結果得られた特許が中国政府によって認められ、執行されたことを嬉しく思います。」