HPR400XD と True Hole テクノロジーへのアップグレード

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会社と事業内容

Quality Machine は三代続く部品製造会社で、45 名の従業員がオイルとガス産業を対象とする部品のカスタムデザインと製造に従事しています。1975 年に露天採鉱業界のサービスプロバイダーとして開業した Quality Machine はその後部品分野に進出し、今では 100 万ドル単位の大規模なカスタムおよび独自の自社設計部品製造を行っています。製品にはオイルやガスブーム、スキッドやトレーラー搭載油田用ユニット、Marcellus Shale フラク流体システム、Hardox の非常に堅牢なバケツなどがあります。Quality Machine では製品保証に基づく修理のほかにもウエストバージニア州唯一の独立トラック修理工場として広範囲なサービスを提供しています。部品の設計や修理業務のほか、依頼のサービスおよび Hardox の販売代理業務があります。

抱えていた課題

コンポーネントの効果の低い統合と複数の異なるメーカーによる製品サポートの欠如によって、Quality Machine の製造業務は停止状態になりかねない状態でした。プログラムの非効率性とそれに続く切断品質の劣性は、同社の定評を得てきた広範囲の部品製造能力を打ち止めしていました。「Hardox の消耗部品販売店として、当社は高い切断品質と最高の切断速度を要求されています。しかし、ほとんど新品に近い消耗部品を使用した切断でもギザギザや負角が見られていました。穴のプラズマ切断はあきらめ、パンチングとドリルを使っていました。」と語るのはビジネスマネージャー兼安全ディレクターのクリスチャン・マーシュ氏です。

従来型のプラズマシステムの品質劣性と長時間のダウンタイムは、簡単な部品の製造にまで影響を及ぼしていました。「部品に装置番号をマークし、名札を切断して製品に溶接するんです。簡単な作業のはずなのに、当時使っていた装置でこれができなかったんです。プログラムの問題が悪化して、手動でコントローラーにネスティングしなければなりませんでした。問題は山積みで、サポートはまったくなしです。コンポーネントは正しく相互に接続されておらず、誰もが責任を他者になすりつけている状態でした。言い訳ばかりで、誰も助けてはくれません。装置がダウンし、どうにもなりませんでした。」

解決策

Quality Machin は切断品質向上のためにウォータージェットを検討していました。しかし、運用コスト、ガーネット使用の煩わしさ、メンテナンスコストなどが懸念され、プラズマの最新技術を考えてみたほうが良いということになりました。効率的なネスティングソフトウェア、優れたサービス、精度の高い動作による切断品質と生産性の向上を求めて切断装置のメーカーに相談しました。その結果、Quality Machine は HyPerformance プラズマ HPR400XD、EdgePro CNC、ArcGlide THC、ProNest ソフトウェアと True Hole テクノロジーを含む Hypertherm の統合型プラズマ切断ソリューションを搭載した切断テーブルを選択することにしました。

結果

「True Hole テクノロジーは非常に優れたものです。毎日活用しており、ドリル穴あけやパンチングの必要を削減できました。素晴らしいものです。」とマーシュ氏は称賛します。「すべてのコンポーネントをひとつのメーカーから購入したことは大きなメリットでした。すべてシームレスに機能することが必要でしたが、それが現実となっています。ソフトウェアの機能性だけでもこれまでに比べて大きな進歩で、効率性が格段に向上しました。ProNest  は当社の生産性とネスティング能力を大きく変えました。古いプラズマシステムを使用した Hardox 部品の製造で見られた負角の問題は、すっかりなくなり、消耗部品の寿命は 30% 伸びました。HPR400XD を Hardox 部品すべての切断に使用していますが、切断品質が飛躍的に改善されました。すべてが必要としているよう機能することを望んでいたのですが、ようやく望みがかなったというところです。HPRXD のスピードと True Hole の切断品質がニーズを満たしてくれただけでなく、カスタマーサポートも優れています。」