Olympic Steel社、ProNest レーザーネスティングを活用

会社と事業内容

オハイオ州クリーブランドに本社を置き、米国内に15 の拠点を持つOlympic Steel 社はフラットロールスチールの付加価値提供会社となっています。会社のビジネスの大部分は、指定された形状に切断加工するというもので、これはいくつもの異なるメーカーから購入した 30 台のレーザー、ガス、プラズマ切断機で行われています。

抱えていた課題

近年の Olympic 社の成長や収益性の伸びは、レーザーでの形状切断によるものですが、CO2 のレーザー技術を使う装置には、比較的大きな資本投資が必要となるため、適切な投資の回収を達成するには同じように高レベルの生産性を実現しなければなりません。そこで CAM プログラミングはそのような ROI を出す上で重要な役割を果たすものとなります。レーザーを使う能力の追加と共に、Olympic 社で は数多くの OEMやサードパーティ製 CAM ソフトウェアプログラムを使うようになってきました。

その結果、CAM プログラマーは複数のレーザーネスティングソフトウェア製品を使えるようにトレーニングを受けなければならなくなりました。また一方、会社は毎年多くのソフトウェアアップデートやメンテナンスコストに追われるようになってしまいました。Olympic Steel 社がその生産性に関して掲げるゴールを達成する上で CAM ログラミングにもっと総合的な会社としてのアプローチを見出し、それを実行する必要が生じたため、戦略的な決断が行われました。

解決策

徹底的な評価を行った後、同社は、米国全体で行っているそのCNC シートとプレート切断の大部分にProNest® を使うことを決定しました。プランニングスペシャリストのコーニー・デウィッテ氏は次のように語っています。「ProNest には私が素晴らしいと感じ実際に使っている機能数多くあります。特にそのレーザーに関しては。」また彼は次のように付け加えています。「ProNest’ の衝突回避オプションは非常に素晴らしいものです。特にヘッドをゆっくり上げたり下げたりする古いレーザーにおいては重宝しています。今では、各ピアス間で切断ヘッドを完全に戻すことなく下げた状態のままで横行できるようになりました。そのため 1 つのレーザーシステム当たりで 1 日に 1 時間以上の生産時間が短縮できるようになりました。これは素晴らしいことです。またレーザー機の摩耗や傷みがかなり減ってきています。これはコスト低減につながっています。」

結果

速度と材料使用効率の大幅な改善も実現されたことで、収益にも貢献しています。デウィッテ氏は次のように続けます。「ProNest により 1 日に 8 台の機械のプログラミングができるようになりました。そのためプログラミングに関わる生産性は 2 倍以上向上しました。また、私たちは非常に難しい部品形状を扱っているときにも、ほとんどいつも最低 70% のネスト使用率を達成しています。」彼は次のように付け加えました。「ProNest の Common Line Cutting オプション により、生産時間は 12% から最大 40% まで短縮できるようになりました。」