井上鋼材、Hypertherm の X-Definition プラズマシステムで生産性を向上
競争の激しい今日の製造環境においては、コストを削減しながら生産性を最大限に高めることが、競合他社との差別化要因となっています。企業は、最も高いコスト効率を実現しながら、最高品質の製品の提供も可能にするソリューションをますます求めています。金属加工業界の製造業者にとって、高速で高品質の切断部品を製造することができ、二次工程をほとんどまたは全く必要としない切断技術に投資を行うことは、経営上の最も重要な判断の一つです。
日本の山梨県甲府市を拠点とする井上鋼材株式会社は、建設業界や機械業界を含む様々な企業向けに、鉄鋼および非鉄部品を製造しています。1964 年の創業以来、井上鋼材は顧客の信頼と優れた実績を維持することに重点を置く経営方針で、確かな評判を確立してきました。また、同社は競争優位性を保ち続けるために、顧客の多様化するニーズに応える方法を常に模索しています。
より優れた選択肢の模索
運用効率を高めるために、井上鋼材は Hypertherm の最新の X-Definition プラズマシステムである XPR300 に投資することを決めました。この決定により、井上鋼材のチームは、運用コストの削減と切断品質の向上に加えて、最適な生産性を実現することができました。
井上鋼材は、軟鋼、ステンレス、アルミなどの数種類の金属を加工し、建設企業や機械企業向けの部品を製造しています。切断品質を犠牲にすることなく、様々な金属や異なる種類の板厚で良好に機能する切断システムに投資することは、同社にとって重要でした。
最新のプラズマ切断システムは、多種多様な金属と板厚に対して最もコスト効率の高い方法で高品質の切断を提供することが証明されています。一方、最新の技術的進歩により、X-Definition プラズマテクノロジーが XPR300 の高精度用途への対応力を強化しています。高品質の切断機に取り付けられ、リニアガイドとトラックアンドピニオン駆動装置を装備した XPR300 は、ISO 9013 クラス 1 および 2 の高い精度と ISO 9013 レンジ 2 および 3 の切断品質を維持することができます。XPR300 に比べ、レーザーシステムのような他の方法は大幅に高額な初期投資を必要とします。一方で、溶断システムは XPR300 が提供する切断速度と精度に対抗することができません。
さらに、井上鋼材は、Hypertherm の高いサービス水準にも魅力を感じていました。Hypertherm のチームは、タイムリーな対応とサポートを提供し、意思決定の初期段階から販売後の支援まで、井上鋼材のあらゆる懸念に応えました。
井上鋼材の CEO である井上氏は、同社が Hypertherm を選んだ理由について次のように述べています。「Hypertherm は、私たちが検討していた他のどの選択肢よりも際立っていました。その主な理由は、当初から担当者との間に感じられた信頼関係に加え、チームに誠実さと温かさがあったからです。」
ただちに得られたメリット
Hypertherm の革新的技術を導入してからわずか数ヶ月以内に、同社は数多くの利点を享受し始めました。以前に Hypertherm の旧世代の高精度プラズマ切断システム HPR260XD を使用していた井上鋼材は、これまでのシステムと比較した XPR300 の改善点にすぐに気がつきました。
XPR300 システムにより、井上鋼材は HPR260XD よりも滑らかなエッジ表面仕上げと、消耗部品一式の全寿命期間にわたる極めて安定したエッジ品質を実現することができます。井上鋼材のチームは XPR300 システムを使用することで、他のプラズマまたはレーザー切断システムと比較して、大幅に改善されたエッジ角度と切断品質持つ部品をより低コストで製造できるようになりました。
また、切断速度と切断品質の大幅な改善によって、受注に対応する能力も劇的に向上しました。実際、同社は過去数年間にわたり顧客からの受注が高まっていたため、バックオーダーの問題に取り組んでいました。XPR300 の追加は、待ち望まれていた生産性の向上を製造プロセスにもたらしました。
小松工場長は次のように話しています。「新しい XPR300 プラズマシステムによって、当社の製造チームはバックオーダーに対応することが可能になっています。また、製品の品質も非常に重要ですが、XPR300 が提供する精度の高い切断は、私たちが優れた品質を維持しながら歩留まりを向上させるために役立っています。」
もう一つの重要な利点は、消耗部品寿命の改善でした。これは、井上鋼材に運用コストの削減をもたらしました。XPR300 の非常に洗練されたデザインは、自動トーチとランプダウンエラー保護を備えた Arc Response Technology™ を搭載。電源装置内のセンサーは、洗練された診断コードと高度なシステム監視情報を提供します。これらにより、トラブルシューティング時間を短縮し、システムの最適化を改善するための予防的なシステムメンテナンスデータを得ることができます。その結果、ランプダウンエラーの影響を排除することで、消耗部品の寿命が 3 倍に伸びています。
井上氏は次のように話しています。「当社は長年にわたって Hypertherm の産業用切断ソリューションを使用しています。Hypertherm のソリューションはうまく機能しており、お客様の満足のためにまさに必要としていたものを提供してくれています。XPR300 に投資したことで、非常に満足できる生産率での高品質で一貫した結果が得られています。」
良い体験
現在、Hypertherm XPR300 は、製造チームが毎日使用する井上鋼材の製造プロセスに不可欠な部分となっています。
最後に、井上氏は次のように述べています。「Hypertherm XPR300 システムは当社で成果を上げているため、今後も引き続き活用していく予定です。また、切断品質、切断速度、およびシステム実行時間の改善をもたらす切断ソリューションをお探しの企業には、 X-Definition プラズマ切断システムをぜひお勧めします。」
井上鋼材について
日本の山梨県甲府市を拠点とする井上鋼材株式会社は、建設企業や機械企業を含む様々な業界向けに、鉄鋼および非鉄部品を製造しています。同社は品質と信用を非常に重視しており、これには、顧客の信頼と優れた実績を維持することが含まれています。将来を見据えた組織である井上鋼材は、顧客の多様化するニーズに応え、競争力を保持するための方法を常に模索しています。詳細については、http://steel.inoue-kouzai.jp をご覧ください。