HPR400XD HyPerformance Plasma と ArcGlide THC テクノロジーアップグレードでレーザー切断の外注を 80% 削減
会社名と事業内容
Precision Flange & Machine, Inc.(PFAM) は、テキサス州ヒューストンに本社を置き、ガスおよびオイル業界に、炭素鋼、ステンレス、合金を使用した精度の高い機械加工および製造製品を提供しています。8 の字型ブラインド、パドルブラインド、ブリードリングのスペーサー、クッションティー、スタブエンド、クロスとラテラル、ワイスなどの特殊製品を扱っています。PFAM は創業以来 22 年間、顧客重視の社風の中で高品質の製品を最小限のリードタイムで製造することに専念してきました。
抱えていた課題
顧客数の増加により、ガス溶断切断工程と Hypertherm MAX200 は限界まで酷使され、微細加工が必要な製品のレーザー切断は、コストの高い外注に頼らざるを得ませんでした。作業量の増加に対応して継続的に切断品質を改善し、二次的作業を最小化し、生産性を維持するための延長業務は、PFAM の成功の基礎となる日々の業務モデルに大きな負担をかけていました。より広範囲の材料厚に対応でき、より精度が高い、切断速度が著しく速いシステムが必要とされていたのです。
解決策
PFM の社長、マイク・アレン氏は 30 年の付き合いのある Hypertherm 切断機テーブルメーカーの正規代理店に技術的なアップグレードについて相談し、同社の切断システムを HyPerformance Plasma HPR400XD と新しい ArcGlide トーチ高さコントロールでアップグレードすることに決定しました。当初、アレン氏は、既存の切断装置を再生するつもりでいましたが、結果的には動作能力が強化された新しい装置を購入することを選択しました。正確なテーブルの動きと HyDefinition プラズマ切断品質、そして ArcGlide の生産性向上を組み合わせることで、同じ切断機テーブルで複数の厚さの部品を切断できる新機能で、生産能力を大幅に増加させることが可能となりました。さらに、3 台の 601 電源装置で旧型の PAC500 による切断作業の一部も行えるので、運営コストを抑えながら、生産速度と消耗部品の寿命を最大限に高めることができます。
結果
PFAM は HPR400XD と ArcGlide の技術アップグレードによる利点をただちに実感しました。「切断する部品が 1 つでも 100 個でも、ほとんどクリーンアップを必要とせずに同じ切断品質が得られるので、他の製造工程のいくつかも排除することができました。オペレーターが昼休みを取って戻ってきても、装置が同じ切断品質で部品の切断を続けているんですよ」とアレン氏は語っています。
その他の利点としては、生産性の 30% 向上に加え、外注を減らし、自社内での生産を増やすことで品質基準の厳守とコスト削減が実現できたことです。「これまでレーザーに依存していた切断の大部分がプラズマ切断できるようになり、レーザー切断の外注を 80% 減らしました。またガス溶断の使用も以前より少なくなりました。ゲージ材料から厚さ 2.5 インチまでのステンレスまで簡単に切り替えることができ、切断ごとのサイクル時間が強化されている ArcGlide は新規顧客の開拓をより積極的に行うことを可能にします。」
新しい HyPerformance Plasma HPR800XD で今後の事業拡大に備える中、アレン氏は Hypertherm のテクノロジー製品への投資がPFAM の成功の大きな要因であったと感じています。「顧客を大切に扱えば、必ず次の取引に戻ってきてくれます。」