MAXPRO200 ロボットプラズマ切断による高速化と安全性の向上

AS_rotary_drill_manu_roboticpipe1_MAXPRO200_400x400.jpg

中国で著名な掘削用ドリルパイプのメーカーが2022年にロボットを使ったプラズマ切断装置を採用して生産性を7倍向上させました。

過去に採用していた加工方法:

追加工が必要な部位は掘削性能に大きな影響を及ぼす3~4分割された掘削用ドリルパイプ(板厚:最大27mm)先端の部位で、次工程の溶接のためこれまでは手作業で長さ250~720mmの楕円を切り抜く作業をガス熔断トーチを使って行っていました。

問題点:

  • 分割された各部位にオペレータが手作業でガス熔断トーチを使って長穴を開け終えるのに30~40分かかっていました。

  • ガス熔断の輻射熱に加え30~40分間のガス熔断によりパイプが加熱されパイプ周辺温度が上がりオペレーターが高温環境下で長時間作業必要となり安全性の観点からも改善が必要な状況でした。

解決策と利点

  • 弊社Hyperthermの MAXPRO200®を使ったロボットプラズマ切断装置を使用することで今では各部位を切断するのに5分間でできるようになり83~88%の効率改善を図ることができました。

  • 楕円切断の変数はモジュール化されロボットプラズマ切断装置に組み込まれているため、簡単かつ効率的な切断作業が可能となりました。

  • オペレーターが高温環境下で作業する必要がなくなったため安全上の懸念点も払拭されました。