パート1 X-Definition プラズマの性能をご存知なければ、損をするかもしれません。
X-Definition™ クラスのプラズマが登場してから 1 年が経ちました。その間、Hypertherm の XPR™ で独占的に使用されてきたこの技術は、展示会、オープンハウス、切断機メーカーやインテグレーターが主催するイベントなど、数多くの場所で実演が行われてきました。XPR を見た多くの方のからの特徴的な反応として、「プラズマでそのような切断ができるとは知らなかった」という声があります。このコメントについて興味深いのは、工場に 1 台または複数のレーザーシステムを擁する熟練金属加工業者や新しいレーザーシステムの購入を検討している方からこのような声が寄せられることが多い、という点です。そしてさらに興味深いのは、この発見により X-Definition、XPR プラズマを搭載した高性能切断機を購入し、初期資本コストおよび継続的運用コストにおいて数十万ドルもの節約につながったという事例が少なくない、という点です。
最新型 vs 従来型プラズマ - 結果は明白
多くの人々が最新の X-Definition プラズマがもたらすエッジの品質と微細な形状の切断力に驚かれるのには、いくつかの理由があります。第一に、精密な動きが可能な最新の切断機で動作する最新のシステムをご覧になったことがない可能性があります。プラズマシステムおよびそれを搭載する切断機は、概して、工業的に頑丈です。10年、15年、あるいは20年前に導入されたものを目にするのも珍しいことではありません。したがって、このようなユーザーの方々が基準としているのは 3 世代前のプラズマです。どんなによくメンテナンスされていても (実際はメンテナンスがよくないものもありますが)、古い従来型のプラズマシステムと XPR システムのX-Definitionクラスプラズマを比較することは、1980年代のファミリーカーと現代の高級スポーツセダンを比較するようなもので、比べものになりません。
2 番目の理由としては、最新のハイディフィニションシステムを目にしたことがあるとしても、その性能は最適なものでない可能性があります。これは、切断機が適切な動作や減速・加速特性を備えていないことが理由として考えられます。もう 1 つの可能性は、システムが最初は高性能の結果を出していても、時が経つにつれ、適切なメンテナンスや継続的なトレーニングの不足により劣化する場合があるということです。プラズマシステムおよびそれを搭載する切断機は、頑丈でローメンテナンスのツールですが、メンテナンスが不要というわけではありません。メンテナンスが不要なツールは存在しません。劣化の進行が遅いため、システムが新しかった時の切断品質と現在のものが全く違う、ということに気づかない場合もあります。
より低コストでお望みの切断成果を
残念なことに、最初に述べたように、最新技術、つまり X-Definition プラズマ が提供できるものを十分に認識しておかないと、初期費用と継続的運用コストの両方において多額の負担を金属加工業者にもたらす可能性があります。現代の金属加工業においてレーザー切断が重要な役割を果たすことは明らかであり、望ましい切断方法を備えたアプリケーションは確かに存在します。しかし、特に最近の技術的な飛躍的進歩を踏まえると、低コストのプラズマソリューションにおいてプレート用アプリケーションは多数存在し、大幅に低いコストでお望み以上の成果を生み出すことが十分可能です。
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編集者注:こちらは、3 部シリーズの最初の記事です。