Phoenix ソフトウェア

Hypertherm の CNC システムは、切断の専門知識とともに世界各地に提供され、使いやすいソフトウェアで一貫した製品性能を実現し、オペレーターが最適な切断をいつでも行えるようにしています。

Phoenix® ソフトウェアはコアオペレーションインターフェイスで、Hyperthem の CNC システム製品シリーズすべてに共通するものです。このソフトウェアは特に、X-Y と開先切断用に設計されています。

主な利点は下記の内容です。:

  • プラズマシステムとトーチ高さコントロールへの通信機能を統合することで、切断プロセスの自動化と熟達した制御を実現
  • 切断条件表が搭載されているので軟鋼、ステンレス、アルミの工程パラメータを自動設定でき、切断性能を一貫して最適化
  • 容易な設定、使用、迅速な問題解決を可能にするウィザードと診断サポートツール
  • 専門家による切断システムの診断をインターネット経由で可能し、ダウンタイムを短縮する Remote Help ユーティリティ
  • ボタン一つで切断機テーブルの性能と切断成果を向上できる搭載済みのヘルプと切断最適化ヒント

使い易さ:

CutPro ウィザード

特許出願中の CutPro ウィザードは工程の手順を直感的に進めることができ、オペレーターは最も頻繁に必要とされる作業設定のステップを安心して行うことができます。現場でのテストでは、新しいオペレーターでもトレーニングを受けることなく 5 分以内に高品質の切断を開始しており、新規のオペレーター雇用から切断開始までの時間を大幅に短縮することができます。これは、複数のシフトにまたがる複数のオペレーターがただちに一貫して優れた切断を行うことができることになり、どのシフトでもトップレベルのオペレーターが確保できることを意味します。

1、2、3、切断、のように簡単操作!

ステップ 1

ステップ 1 -
プログラムを選択

ステップ 2

ステップ 2 -
工程を選択

ステップ 3

ステップ 3 -
部品/プレートを揃える

ステップ 4

ステップ 4 -
切断

簡単な切断:

専門知識搭載

Hypertherm CNC は工場出荷時に切断条件表と消耗部品に関する情報が搭載されているため、設定が簡単です。またオペレーターが工程を設定する際に当て推量で行うリスクを排除します。

切断に関する長年にわたる経験を通じ、Hypertherm のエンジニアは各部品で優れた性能を達成するための重要なパラメータを熟知しています。Hypertherm PPS (部品プログラムサポート) と呼ばれる機能を使用することで、これらのパラメータとの通信が部品プログラムで実行でき、毎回優れた切断を実現します。

PPS 機能には、工程の自動変更 (例、マーキングから切断へ)、切断工程設定でのカスタムパラメーター使用、特定の部品要件に合わせた切断トーチの速度調節などが含まれます。

調節が必要な場合、Phoenix ソフトウェアによりオペレーターはプラズマ切断工程の最適化を画面上で行うこともできます。

リアルタイムの監視

Watch Window は、切断中に主要な工程と性能に関する情報についてリアルタイムの監視を画面上で行えるようにします。

以下のような変数を監視できます。:

  • 部品やネストの推定される工程時間
  • プラズマ工程情報
  • 切断機テーブルの動作コマンドと動作の質に関する詳細なフィードバック
  • システム入力と出力の状態
  • 速度、アーク電圧、カーフ幅、ガスフローなどの切断パラメータ

これらのウィンドウは切断操作中、常に表示されアクセス可能なので、オペレーターはいつでも切断機テーブルの切断を監視することができます。

保守性:

Remote Help

Remote Help の保守性 Remote Help は切断機テーブルメーカー (および必要であれば Hypertherm) が数分で仮想的にお客様の工場にうかがえるインターネットベースのツールです。CNC、プラズマシステム、切断機テーブルの診断と修理が、しばしば現場を訪れることなく行えます。これは、コストのかかる旅費や待ち時間なしで、切断機テーブルがすぐに立ち上がり作動できることを意味します。

Remote Help 機能に含まれるもの:

  • 高速で安全な接続性
  • CNC への安全なリモートアクセスによる設定のチェックと変更
  • 安全で迅速なファイル転送
  • 同じセッションに最大 15 の参加者が接続可能
  • HyPerformance® プラズマ診断を遠隔で実行可能
  • テクニカルトレーニングに有益
  • 全参加者に無料のアクセス